また同じことが
中国がオーストラリアの水産物の輸入を停止したのは2020年のこと。行き場を失ったロブスターは当時、国内市場に大量に流入した。大手小売ウールワースは例年の5倍以上を販売し、コールズに至っては最盛期の仕入れ量を通常の29倍に増やした。供給が増えれば価格が下がるのは自明の理で、半額以下に急落した。
価格低下は消費者にとって願ってもないこと。筆者も当時折角の機会を逃してはなるまいと期待していた。だがなぜかスーパーのロブスター売場に立ち寄らないままでいたら、いつの間にか中国が禁輸を解禁する可能性が出てきた。
そしてまた、同じことが起きている。国境が開放されたら日本に帰ろうと意気込んでいたのに、いつの間にかチケット代が高騰している。このままでは帰れないかもしれない。だがロブスターは諦められても、6年ぶりの帰国は諦めきれない。早く予約しなければ。「いつやるか?今でしょ」の流行り言葉が身に染みつつある。(尋助)
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