豪南部の干ばつ深刻化 土壌水分が過去最低に

オーストラリア南部の乾燥が深刻だ。豪気象庁(BOM)によると、秋から冬の降水量が歴史的な少なさで、南オーストラリア(SA)州の一部地域では土壌水分量が過去最低に落ち込んでいる。ビクトリア(VIC)州のほぼ全域や西オーストラリア(WA)州南部でも例年を大幅に下回り、穀物生産は停滞し、コスト増を嫌った生産者の家畜の放出もみられるという。今後適切な雨が降らなければ、農業生産に大きな打撃となるとの懸念が広がっている。【ウェルス編集部】

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