ウールマーク、生産者もライセンス取得可能に
オーストラリア羊毛業界の研究開発(R&D)マーケティング機関、オーストラリア羊毛イノベーション(Australian Wool Innovation、AWI)がこのほど、子会社ザ・ウールマーク・カンパニーが展開する商標「ウールマーク」について、羊毛生産者にもライセンスを付与する方針を明らかにした。
WA羊毛業界、トレーサビリティー導入
オーストラリアの羊毛ブローカー、オーストラリアン・ウール・ネットワーク(Australian Wool Network、AWN)がこのほど、西オーストラリア(WA)州ウィリアムズで生産される羊毛に対し、原産地を追跡できる「トレーサビリティー」機能を導入した。
NZ発の羊毛フィルター、NASA使用検討
米航空宇宙局(NASA)が、月と火星、小惑星の宇宙探査船オリオンで使用する防災用フィルターとして、ニュージーランド(NZ)で開発された羊毛ベースのフィルターシステムの評価を進めていることが分かった。
羊毛価格が急落、10月3週は53豪セント安
羊毛業界のベンチマークであるオーストラリア羊毛取引所(Australian Wool Exchange、AWEX)の東部市場価格指標(EMI)が10月3週目に、1キログラム当たり19.70豪ドル(1豪ドル=約80円)と、前週から53豪セント安に落ち込んだことが分かった。
NZが羊の臀部の皮膚切除を禁止、10月から
ニュージーランド(NZ)政府はこのほど、羊のミュールジング(寄生虫を防ぐため、陰部の皮膚と肉を切り取ること)を10月1日から禁止すると発表した。
羊業界が二分化、価格上昇も干ばつ被害拡大
オーストラリアでは羊毛と子羊の価格が過去最高を記録しているが、ニューサウスウェールズ(NSW)州やビクトリア州北西部、同州イーストギップスランド地区では干ばつのために多くの農家が羊の売却を余儀なくされており、価格上昇によって恩恵を受けている農家と、苦境を強いられている農家に二分されている。


