農園でのロボット実験、受粉問題を発見
オーストラリアの複数の大学と園芸業界が共同で進める地上ロボットを使った調査事業で、ロボットの試験運転を実施したあるリンゴ農園で、これまで周りに知られていなかった受粉の問題が、この試験運転の実施で予期せず明らかになっていたことが分かった。
ウールワース、輸入アボカドに早期切替
オーストラリアのスーパーマーケット最大手ウールワースが、例年より早く、サプライヤーとの事前の協議もなしに、クイーンズランド(QLD)州の大半の店舗で、販売するアボカドを国産品からニュージーランド(NZ)の輸入品へ切り替えた。
独系アルディ、豪で青果強化へ
ドイツ系安売りスーパーマーケット、アルディは、同社の弱点とされている青果を、サプライヤーから長期契約で仕入れ、オーストラリア全国約400店舗で販売する計画を精査している。
青果業界の取引慣行は不透明=ACCC委員
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)が新設した農業部門を率いるミック・キオー委員はこのほど、青果業界の生産者や取引業者、仲介業者などの行動を規制する「園芸行動規範(Horticulture Code of Conduct)」の見直しを進める中で、青果業界の卸売市場で行われている慣行を、明確に把握することは困難だと指摘した。
植物の成長を紫外線で促進、NZ社が開発
ニュージーランド(NZ)拠点の農業技術会社バイオルミック(Biolumic)が、植物の種子や苗木などに紫外線(UV)を当てることで、その成長を促す技術を開発している。
30年後は牛よりカンガルー肉? 気候変動で
オーストラリアでは30年後、牛肉に代わってカンガルー肉の消費が増え、青果の生産が減少するとの予想が、地球温暖化による気候変動予測を基に、オーストラリアでの食生活や食糧生産への影響を調べた調査で示された。
GMポテトの認可準備着々、意見受け付け
オーストラリア・ニュージーランド食品安全局(FSANZ)が、ジャガイモを揚げたときに発生する発がん性のある化学物質「アクリルアミド」を抑える効果のある、遺伝子組み換え(GM)ジャガイモ「イネイト(Innate)」について、認可に向けた安全性評価を行う方針だ。