TPP交渉、NZの乳業競争力に参加国が警戒感
29日から31日まで米ハワイで開催されている環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合で、乳業が合意の大きな障壁となっており、参加各国の中に、ニュージーランド(NZ)の競争力を脅威とする声が上がっているようだ。
<QLD予算>干ばつ支援と検疫強化、道路も
クイーンズランド(QLD)州の農業関係者は、今月発表されたパラシェイ労働党政権初の新年度予算案について、「堅実」な内容だが「大盤振る舞いというわけでもない(no frills)」と受け止めているようだ。
NSW農業政策、開墾規制の見直しなど焦点
ニューサウスウェールズ(NSW)州の農業政策における優先課題は、原生植物保護と穀物向け総合保険(multi-peril crop insurance)、水インフラの3つ─。
QLD州、政権交代で開墾規制を再び強化へ
クイーンズランド(QLD)州の労働党政権が、前自由国民党(LNP)政権下で緩和されていた開墾(land clearing)規制を再び強化する方針だ。
NZ財務次官、GM作物の規制緩和を支持
ニュージーランド(NZ)政府のガブリエル・マクルーフ財務次官はこのほど、同国における厳格な遺伝子組み換え(GM)作物規制がNZを国際的な競争力の面で不利な立場に置いているとし、GM作物の規制緩和を支持する姿勢を示した。
厳しいバイオセキュリティー、豪農家に恩恵
オーストラリアが導入する世界最高レベルのバイオセキュリティシステムは、平均的な国内農家に対し年間で最大1万7,500豪ドル(1豪ドル=約91円)相当の恩恵をもたらしている─。
農相の立場危うし?炭鉱開発に堂々反対
オーストラリア連邦政府が先週、中国のエネルギー大手の神華集団(Shenhua Group)がニューサウスウェールズ(NSW)州北西部リバプール・プレーンズのガネダ盆地で計画するウオーターマーク炭鉱の開発を条件付きで承認したことを受け、炭鉱開発への反対姿勢を公にしたジョイス農相の政治的立場が揺らいでいる。
ケアンズ西部ダム開発に弾み、農家は懐疑的
オーストラリア連邦政府は先ごろ発表した北部経済開発20カ年計画の中で、生活用水やかんがい用水を確保するためケアンズ西部のヌリンガ(Nullinga)ダムの建設を最重要事業の1つとして掲げたが、地元農家の間ではその有用性に懐疑的な見方が広がっている。


