VIC州林業計画、製紙業界を弱体化?
ビクトリア(VIC)州政府が計画通りに2030年までに原生林での伐採を禁止すれば、日本製紙の子会社で、国内唯一の製紙会社であるオパール・ペーパー・オーストラリアン(旧オーストラリアン・ペーパー)では広葉樹の木材原料の供給が減少し、短期的、中期的、長期的に事業が弱体化してしまう─。
NZ丸太の中国輸出、価格上昇限界か
ニュージーランド(NZ)の森林管理サービス会社PFオルセンが発表した5月の報告書によると、NZ産丸太の中国向け価格は、5月初旬の時点でグレードAの日本農林規格(JAS)1立方メートル当たり183米ドル(1米ドル=108円)、中旬には185米ドルだった。
豪林業界、新年度予算案を歓迎
オーストラリア連邦政府がこれまでに発表した2021/22年度予算案で、国立林産物イノベーション研究所(NIFPI)の設立調査に130万豪ドル(1豪ドル=約84円)が充てられたほか、1,060万豪ドルが地域林業ハブの拡張や支援のために盛り込まれたことを、林業界が歓迎している。
事業停止のNZ製紙企、ホワイトナイト出現か
ニュージーランド(NZ)の製紙・包装企業ファカタネ・ミル(WML、Whakatane Mill)の事業停止について、親会社であるスイスの飲料・食品向け紙容器の世界大手シグ(SIG)は、欧州の実業家ダーモット・サマーフィット氏が率いるコンソーシアムと、売却交渉に入ったことを発表した。
NZの苗木販売増、ラジアータパインが寄与
2020年のニュージーランド(NZ)における苗木(seedlings)の販売量が、前年比300万本増の9,190万本だったことが、第一次産業省(MPI)発表の最新報告書で分かった。
SAカンガルー島林業企、投資企が買収提案
オーストラリア証券取引所に上場する南オーストラリア(SA)州カンガルー島の製材会社カンガルーアイランド・プランテーション・ティンバー(KIPT)に対し、シドニーの投資企業サミュエルテリー・アセットマネジメントが買収を提案していることが分かった。