フォンテラが日本向け新チーズ、 来年出荷へ
ニュージーランド(NZ)の乳業最大手フォンテラは3日、500万NZドル(1NZドル=約76円)を投じて、日本向けに新しい種類のマスカルポーネチーズの生産を開始したことを明らかにした。
乳業MGが乳価下げ、酪農家向け融資も停止
オーストラリア最大の乳業組合マレー・ゴールバーン(MG)は20日、今シーズン(16年7月 17年6月)の、酪農家に支払う生産者乳価見込みを、固形乳1キログラム当たり4.70豪ドル(1豪ドル=約79円)と、前回予想の同4.88豪ドルから引き下げた。
NZ酪農場売却価格が50%上昇、6~8月
ニュージーランド(NZ)で酪農場の売却価格(中央値)が6~8月、1ヘクタール当たり4万469NZドル(1NZドル=約75円)となり、1年前の同2万6,906NZドルと比べて50.4%上昇したことが、NZ不動産協会(REINZ)の農場統計で分かった。
酪農家支援、消費者のPB牛乳離れ顕著に
収入減に直面する酪農家を支援しようと、大手スーパーマーケットが販売する安価なプライベートブランド(PB)牛乳ではなく、価格が若干高いがその分酪農家への支払額も大きいナショナルブランドや独自ブランドの牛乳を購入する消費者が増えていることが、酪農研究機関デアリー・オーストラリア(DA)の調べで分かった。
VIC酪農業が行動規範策定へ、農家保護
ビクトリア(VIC)州の酪農業を代表する団体、ユナイテッド・デアリーファームズ・オブ・ビクトリア(UDV)はこのほど、乳業各社が酪農家に支払う生産者乳価を突然引き下げないよう、業界全体が任意の行動規範(Code of Conduct)を策定することで合意したことを明らかにした。
育種価高い種牛、牛農家に恩恵=NZ調査
ニュージーランド(NZ)の赤肉生産者団体であるビーフ&ラムNZが実施した調査で、育種価の高い種牛を繁殖に利用した場合、安産率が高く、子牛の育種価も高くなり、酪農家と肉牛農家の両方が恩恵を受けるとの予備的見解が示された。
干し草業界が苦戦、品質低下と需要減退で
ビクトリア(VIC)州とニューサウスウェールズ州リベリナ地方の干し草業界は今年、大雨の影響による品質の低下に加え、酪農業界からの需要低迷で苦境を強いられる見通しだ。
NZ酪農組合大手、香港上場企業と合弁
ニュージーランド(NZ)で2番目に規模の大きい酪農組合ウエストランド・ミルク・プロダクツは9月29日、香港証券取引所に上場する乳業会社オースニュートリア・デアリー・コーポレーション(澳優乳業)と、NZのローレストンで乳幼児用粉ミルクを製造する合弁事業、ピュア・ニュートリションを設立すると発表した。
VIC酪農家の収入、平均で4万$の赤字
ビクトリア(VIC)州の酪農地域を対象に、毎年酪農家の収入を調べるザ・デアリー・ファーム・モニター・プロジェクトの最新結果によると、2015/16年度の酪農家の純損益が平均で4万1,000豪ドル(1豪ドル=約78円)の赤字になったことが分かった。