NZの巨牛、復活にもがく フォンテラが国内回帰方針
2018/19年度通期決算で6億500万NZドル(1NZドル=約68円)の巨額損失を計上したニュージーランド(NZ)の乳業最大手フォンテラが、業績回復にもがいている。
豪乳加工業者、19/20年度は利益率低下
オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)はこのほど、2019/20年度(19年7月~20年6月)に国内の乳加工業者の利益率が落ち込むと予想した。
NZ乳業タツア、業績好調で乳価8.5$
ニュージーランド(NZ)のタツア(Tatua)乳業協同組合は、2018/19年度(18年7月~19年6月)の決算を発表し、利益が1億4,000万NZドル(1NZドル=約67円)で、同期間の生産者乳価を固形乳1キロ当たり8.5NZドル(1NZドル=約67円)とすることを明らかにした。
豪NZの粉ミルクメーカー、中国に依然熱視線
米国との貿易紛争の影響があると言われる中、中国はオーストラリアやニュージーランド(NZ)の酪農製品メーカーにとって、引き続き重要な市場となっている。
NZ酪農輸出、181億$で経済に貢献
ニュージーランド(NZ)の酪農業界団体デアリー・ニュージーランド(DNZ)は、NZの酪農製品の輸出額が、2018/19年度(18年7月~19年6月)に181億NZドル(1NZドル=約67円)に達し、商品輸出の31%を占めたほか、過去20年で年間8%増加したと明らかにした。
酪農家、雨を求め南を目指す
長引く干ばつに苦しめられているオーストラリアの酪農家が、水のコストを下げるために、比較的降雨があり牧草の供給に問題がないビクトリア(VIC)州南西部に移動を始めたもようだ。
VIC酪農家の収入、平均2万$超の赤字
ビクトリア(VIC)州の酪農地域を対象に、酪農家の生産性を調べるデアリー・ファーム・モニター・プロジェクトの最新結果によると、2018/19年度の酪農家の平均純利益は2万4,000豪ドルの赤字(1豪ドル=約73円)で、直近13年のうち4番目に低い記録であることが判明した。



