湖城の窓から「濃淡」
オーストラリアと欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉が再開される見通しです。両者の交渉は2023年まで5年間にわたって継続されましたが、オーストラリアが望む高レベルの市場開放などが実現できず決裂していました。
湖城の窓から「創刊700号を迎えて」
弊誌ウェルスはこのたび、晴れて創刊700号を迎えました。2011年に前身の「豪州農業ニュース」を改編する形での創刊以来、14年間にわたって読者の皆様や取材先の皆様に支えられてきました。厚く御礼申し上げます。 最近のオセア […]
湖城の窓から「その日近づく」
トランプ米大統領の関税方針が市場を揺らし続けています。先月には輸入農産物に関税を課す方針を示し、その後、相手国が課す水準まで関税を引き上げる相互関税を導入すると述べ、今週には米国が貿易黒字となる相手国などには適用しない可 […]
湖城の窓から「どう見る?豪穀物業界」
トランプ米政権が示した関税政策の影響に関し、オーストラリア農業界の一大産業である穀物業界でもさまざまな見方が飛び交っています。 穀物情報会社のラックストックは今週、そうした状況に対し「関税問題に目を奪われがちだが、穀物取 […]
湖城の窓から「選挙が近いと」
サイクロンから熱帯低気圧となった「アルフレッド」は、10日までにクイーンズランド(QLD)州南東部とニューサウスウェールズ(NSW)州北部を通過し、大雨や洪水被害をもたらしました。 今週掲載した農業・食品業界への打撃だけ […]
湖城の窓から「農機具は交渉の道具にも」
トランプ米大統領が就任当初に示していた関税政策を実行に移しています。4日にはメキシコとカナダに25%の関税を発動し、中国にも10%の追加関税を課しました。同大統領はさらに、自国の農業保護の強化姿勢を明確にし、農産物にも関 […]
湖城の窓から「アグリテックのタネ」
オーストラリアはバイオセキュリティーに厳格なことは有名で、国境はおろか州境でも持ち込み品の検査が行われるほどです。あまりの厳格さで観光客などには不評なものの、今回、その重要性と限界を改めて認識させる出来事が発生しました。 […]
湖城の窓から「サステナビリティーをシンプルに」
オーストラリアは昨年、アルバニージー労働党政権が、環境保護・生物多様性保全法(EPBC法)を改正し二酸化炭素排出量の削減や環境保護を徹底したい考えを示していました。ところが最近では、業界団体などから、再エネ事業を進める上 […]
湖城の窓から「それぞれの思惑」
先週の第692号で、「日豪の農業省が農業・食品のバリューチェーンに関する協力に合意」という記事を掲載しました。 合意したのは、農産物や食品の生産から消費に至るバリューチェーンの発展を促進するため両国間の関係を強化し、国レ […]
湖城の窓から「我慢比べ」
国際的な乳製品価格の上昇により、オーストラリアとニュージーランド(NZ)の生産者乳価の動向が注目されています。 生産者乳価とは、乳業メーカーが酪農家から牛乳を買い取る金額です。メーカーは市場価格や自社の利益率、設備の稼働 […]