乳業ベガ、干ばつと競争激化で利益見通し下方修正
オーストラリアの乳業ベガ・チーズは10月29日に開催した年次株主総会で、2019/20年度(19年7月~20年6月)のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の予想を9,500万~1億500万豪ドル(1豪ドル=約75円)に引き下げた。
NZフォンテラ、オーストラリアから撤退せず
巨額損失を計上し海外事業の縮小を明らかにしたニュージーランド(NZ)の乳業最大手フォンテラは、オーストラリアでの牛乳調達を縮小するとの報道が出回ったことを受け、そのような計画はないと言明した。
食肉処理数増加、牛群数は最低水準に
オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)が、今年の牛の食肉処理数は840万頭に上り前年に比べ7%増加し、その反動で牛群数は1993年以来の最低に落ち込むと予想していることが明らかになった。
WA州穀物収穫、1,000万トン超の予想
西オーストラリア(WA)州では今年、長期にわたる乾燥や9月に発生した深刻な霜害被害などで穀物収穫が不振に終わると予想されていたが、小麦・大麦の収穫量が少なくとも1,000万トンを上回る見通しであることが、WA州穀物産業協会(GIWA)の10月の報告書で明らかになった。
豆類からのタンパク質、需要に供給追いつかず
オーストラリアン・プラント・プロテイン(APP)のマクファーレン代表はこのほど、人工肉の製造などに使用される植物由来のタンパク質の需要増に供給が追い付かない状況にあると述べた。
干ばつに強いマメはこれ!
スープや煮物に用いられるキマメ
オーストラリアで開催されたマメ類のカンファレンスで、クイーンズランド州農業漁業省(DAF)の研究幹部が、夏のマメ類の代替作物として、キマメ(Pigeon pea)が重要な市場性作物になると報告した。
干ばつ長期化で水価格高騰、1,000ドルも視野
水の価格は1,000 豪ドルも間近に :オーストラリアン
長引く干ばつを背景に、オーストラリアの主要農業地域であるマレー川流域の水の価格が急騰している。