酪農場買収こじれ法廷に、FIRBが審査へ
タスマニア州に拠点を置くオーストラリア最大の酪農企業ヴァン・ディーメンズ・ランド・カンパニー(VDL)の買収をめぐり、オーストラリア証券取引所(ASX)に上場するコンソーシアム、タスフーズ(TasFoods)が、VDLの所有者であるニュージーランド(NZ)北島西海岸のニュープリマス地方自治体が契約に違反したとして、同自治体を相手取り、事業売却の差し止めを求めてオーストラリアのビクトリア州最高裁判所に訴えを起こしたことが分かった。
農業商社、新梱包施設で中国向け干し草輸出加速
ニューサウスウェールズ(NSW)州キングスグローブに本社を置く農業商社ユナイテッド・ワールド・エンタープライゼズ(UWE)が、同州南部リートン近くにある西リベリナ(Western Riverina)・インターモーダル輸送ターミナルに、オート麦の干し草を中国向けに輸出するための新梱包(こんぽう)施設を開設した。
NZ赤肉農家の産出価格10%上昇、7~9月
ニュージーランド(NZ)の羊・肉牛農家の産出価格(outpur price)が食肉価格の上昇を背景に7~9月期に前四半期から10%上昇した一方、投入価格(input price)の伸びは0.7%にとどまったことが、NZ政府統計局の生産者物価指数(PPI)統計で明らかになった。
宇宙から放牧牛を管理? 豪システムをWAで公開
はるか上空から牧草の育成状況をモニタリングするとともに牛の体重を自動測定し、データに応じて牛を適切な場所に移動させるというオーストラリアで開発された「プレシジョン・パストラル・マネジメント・システムズ(PPMS)」の公開実験が10月28日、西オーストラリア(WA)州ピルバラの牧場グレンフローリー・ステーションで行われた。
NZ政府、排出権取引制度から農業を除外
ニュージーランド(NZ)のグローサー気候変動相は25日、政府が見直しを行う排出権取引制度(ETS)の対象から、農業を除外する方針を明らかにした。
豪が農業投資の外資規制を強化、中国が反発
オーストラリアにおける資産総額5,500万豪ドル(1豪ドル=約88円)以上の農業への外国からの直接投資について、オーストラリア外資審議委員会(FIRB)の審査を義務付ける法案が23日、連邦上院議会で可決した。