豪中摩擦の影響230億$、輸出国多様化は困難か
対中貿易摩擦によるオーストラリアへの実質的な打撃は約230億豪ドル(1豪ドル=約79円)規模に上る一方で、輸出市場の多様化は容易ではない─。
豪綿花ジンニング業、売上72%増で全業種2位
2021/22年度の綿花のジンニング(綿繰り、種と繊維の分離)業界の売上高が、13億8,400万豪ドル(1豪ドル=約84円)と、前年の8億豪ドル余りから71.6%増加する見込みで、オーストラリアの全業種750種類のうちで国際線業界に次ぎ第2位の伸び率になる見込みであることが分かった。
衣類廃棄物を土壌改良剤に! 綿花業界で実証実験
オーストラリア・クイーンズランド(QLD)州南部にあるガンダウィンディー(Goondiwindi)の綿花農場で、廃棄となった衣類や繊維くずを土壌改良剤として活用し、二酸化炭素(CO2)排出量の抑制につなげる実証実験プロジェクトが始まった。
本年度の農業生産高、過去最高の663億$予想
オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)はこのほど、2020/21年度(20年7月~21年6月)の農業生産高が過去最高となる663億豪ドル(1豪ドル=約85円)に達するとの見通しを明らかにした。
カゴメとNEC、 豪の実証踏まえ営農支援拡充
カゴメとNECは、オーストラリアのカゴメ子会社と共同で実証実験を行っていた、人工知能(AI)を活用した営農支援サービスの農業ICTプラットフォーム「CropScope」を拡充すると発表した。
19/20年度の豪綿花収穫量、37年来で最低
干ばつの影響により、オーストラリアの2019/20年度の綿花収穫量が1億1,500万キログラムと、18/19年度に比べて72%減少し、37年来の最低水準に落ち込んだことが、豪政府統計局(ABS)の発表で分かった。
綿花大手オースコット、豪加合弁が買収
カナダ公共部門年金投資委員会(PSP)とニューサウスウェールズ(NSW)州モリーのロビンソン家との合弁事業のオーストラリアン・フード&ファイバー(AFF)はこのほど、米農業大手JGボズウェル傘下のオーストラリアの綿花大手オースコット(Auscott)を買収した。