食肉加工業界の寡占、生産農家が批判
オーストラリアの食肉加工業界で過去15年間に事業買収や統合が急激に進んだ結果、大手企業が市場支配力を強めているとして、羊・畜牛生産者から批判の声が上がっている。
中国企、NZ食肉最大手の50%取得を提案
ニュージーランド(NZ)の赤肉処理業者の協同組合で同国の食肉輸出最大手であるシルバー・ファーン・ファームズ(SFF)に対し、中国の食肉処理最大手、上海梅林正広和(Shanghai Maling Aquarius)がSFF株式50%を2億6,000万NZドル(1NZドル=約76円)で取得する提案を行った。
ハム製造3社、「フリーレンジ」表示で改善指導
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)が、ハム・ベーコン製造大手3社に対し、動物が野外を自由に歩き回れる形態での飼育手法「フリーレンジ」や「ブレッド(Bred)・フリーレンジ(フリーレンジの環境で育った)」などの商品表示が実際の飼育状況に合致していないとして、飼育方法を改善しない限り、これらの商品表示を行わないよう指導した。
NSW州の繁殖用種牛、過去最高値を更新
ニューサウスウェールズ(NSW)州バサースト地区にある種牛繁殖会社ミラー・ムラー(Millah Murrah)が、種牛の販売で国内過去最高額となる15万豪ドル(1豪ドル=約85円)を記録した。
NSW州の食肉加工企、生き残りかけ新技術活用
ニューサウスウェールズ州の食肉加工・販売大手アーガイル(Argyle)・プレステージ・ミーツ(APM)が最新技術を駆使して採算性を確保し、厳しい事業環境を強いられる畜牛業界で生き残りをかけている─。
「生原料」使用!高級ペットフード企が急成長
生の原料を用いたペットフード製造会社ビッグ・ドッグ・ペット・フーズが急成長しており、本年度に売上高630万豪ドル(1豪ドル=約86円)を達成する見通しだ。
米国向け豪産牛肉輸出、制限発動迫る
オーストラリア産牛肉の米国向け輸出が順調に増えており、オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)によると、8月31日に、輸出量が今年の無関税分の85%に達した。
食肉輸出サンガー、中国通販大手と販売契約
ニューサウスウェールズ州の食肉加工輸出会社ビンダリー・ビーフ・グループの輸出部門サンガー(Sanger)・オーストラリアが、中国のネット通販大手の京東(JDドットコム)と、中国での冷蔵牛肉のネット販売契約を結んだ。
羊肉から魚のオメガ3脂肪酸? TAS大研究
米ぬかや菜種(カノーラ)油など、多価不飽和油が豊富な飼料を与えた羊の肉には、通常は魚から摂取されるオメガ3脂肪酸が多く含まれることが、タスマニア(TAS)大学の研究で明らかになった。