バイオ企業閉鎖! 調査で評判台無し
西オーストラリア州バンバリーに拠点を置くバイオテクノロジー会社セラナ(Serana)が、連邦政府の農業省から受けた調査を理由に企業評価を落とし、生産停止に追い込まれていたことが分かった。
バイオ会社が中国で合弁、開発促進
クイーンズランド州のバイオテクノロジー会社で、牛の体外受精(IVF)技術を開発するオーストラリアン・リプロダクティブ・テクノロジーズ(ART)が、中国の乳業大手である上海牛乳(Shanghai Dairy)と、上海市近くの崇明島で新たな研究施設の建設を進めている。
QLD州の農業廃棄物、バイオで可能性
クイーンズランド(QLD)州では、農業廃棄物を利用したバイオリファイナリー(生物精製所)により、向こう20年間で総額200億豪ドル(約1兆8,700億円)相当の樹脂やバイオ燃料を生産できる可能性があることが、QLD工科大学の報告書によって分かった。
羊の遺伝性皮膚病、 NZが検査を開発
ニュージーランド(NZ)のリンカーン大学が、遺伝性皮膚欠陥で知られる羊のエーラス・ダンロス症候群(皮膚無力症)の撲滅を目指した遺伝子検査を開発した。
農薬ニューファーム、業績改善の兆し
住友化学が出資するオーストラリア農薬大手ニューファームの7月期決算は利益が前年比53%減の3,770万豪ドル(約36億円)に落ち込んだが、同社のラスボーン最高経営責任者(CEO)は今後の見通しは明るいと楽観的な見方を示している。
日本で重曹不足の恐れ、豪企業破綻で
オーストラリアの工業用炭酸ソーダ製造会社ペンライス(Penrice)・ソーダの化学部門が経営破綻したことを受け、日本国内で重曹(重炭酸ナトリウム)の需給がひっ迫する懸念が高まっているようだ。
ユーカリのバイオ燃料、商業利用に前進
フランスの航空機大手エアバスは21日、格安航空会社ヴァージン・オーストラリア(豪ヴァージン)やオーストラリアの農業研究機関などと2012年から共同で開発を進めているユーカリを原料としたバイオ燃料について、商業運航用ジェット燃料としての国際基準を満たしたと発表した。
農薬の再登録廃止へ、消費者団体反発
オーストラリアでは今年7月から、市場に出ている農業関連の化学薬品が現在の安全基準を満たしているかを確認する再登録制度が実施される予定だったが、アボット政権はこのほど、これを取りやめる方針を示した。