豪肥料産業の停滞は政府に責任、企業が批判
パースに本社を置き、リン酸塩事業を進めるフォスフェート・オーストラリア(Phosphate Australia)のリチャーズ会長はこのほど、資源会社ハンコック・プロスペクティングが国内ではなく英国の肥料事業に投資を行ったことについて、国内業界が世界の肥料需要の増加に対応できないのは、オーストラリア政府の失策であると批判した。
富豪ミルナー一家、NTで肥料事業に投資
オーストラリアの投資会社ワシントン・H・ソウル・パティンソン(WHSP)を保有する富豪のミルナー一族が、肥料事業の今後の成長を見据え、オーストラリア北部準州(NT)でのリン酸塩生産事業を支援する。
独バイエル、米同業買収で綿花研究に影響か
米農業化学大手モンサントの買収計画を発表したドイツの製薬大手バイエルが、オーストラリア北部のオード(Ord)リバーのかんがい計画で進めていた、遺伝子組み換え(GM)綿花の栽培実験を突如中止した。
バイエルのモンサント買収、豪農家が懸念
ドイツの製薬大手バイエルが、米農業化学大手モンサントの買収で合意したことを受け、オーストラリア国内の農家からは、合併による市場競争の低下や、今後の研究や商品開発への影響を懸念する声が上がっている。
NZ肥料協同組合、好業績で農家に還元
ニュージーランド(NZ)の肥料大手で協同組合のレイブンズダウン(Ravensdown)が発表した5月期通期決算は、継続事業の税引き前利益と株主である農家に還元される払い戻し(リベート)額が合わせて6,200万NZドル(1NZドル=約73円)と、前年度の4,600万NZドルから増加した。
肥料CSBPがエルダーズと提携、勢力図に変化
西オーストラリア(WA)州に本社を置く複合企業ウェスファーマーズの肥料子会社CSBPが、農業関連サービス会社エルダーズと7年ぶりに同州での販売委託契約を締結した。
有機農業にも使える天然農薬、業界拡大に弾み
ニューサウスウェールズ(NSW)州北部ウィーワー(Wee Waa)拠点の農薬開発会社イノベーティブAgが、オーガニック(有機)栽培にも利用できる天然素材の農薬の開発に成功した。


