オースベジCEO、肥料大手の元幹部が就任
オーストラリアの野菜生産者団体オースベジはこのほど、肥料大手インシテック・ピボットで最高執行責任者(COO)を務めたジェームズ・ホワイトサイド氏を、最高経営責任者(CEO)に任命した。
農薬業界の再編、ニューファームに好機も?
世界の農業化学業界で見られる大手企業による合併計画は、住友化学が出資するオーストラリアの農薬大手ニューファームにとって、新たな資産獲得の機会につながる可能性がある――。
肥料インシテックは68%減益、価格安など
肥料大手インシテック・ピボットが発表した9月期通期決算は、純利益が1億2,810万豪ドル(1豪ドル=約81円)と、前年度から68%減少した。
豪肥料産業の停滞は政府に責任、企業が批判
パースに本社を置き、リン酸塩事業を進めるフォスフェート・オーストラリア(Phosphate Australia)のリチャーズ会長はこのほど、資源会社ハンコック・プロスペクティングが国内ではなく英国の肥料事業に投資を行ったことについて、国内業界が世界の肥料需要の増加に対応できないのは、オーストラリア政府の失策であると批判した。
富豪ミルナー一家、NTで肥料事業に投資
オーストラリアの投資会社ワシントン・H・ソウル・パティンソン(WHSP)を保有する富豪のミルナー一族が、肥料事業の今後の成長を見据え、オーストラリア北部準州(NT)でのリン酸塩生産事業を支援する。
独バイエル、米同業買収で綿花研究に影響か
米農業化学大手モンサントの買収計画を発表したドイツの製薬大手バイエルが、オーストラリア北部のオード(Ord)リバーのかんがい計画で進めていた、遺伝子組み換え(GM)綿花の栽培実験を突如中止した。
バイエルのモンサント買収、豪農家が懸念
ドイツの製薬大手バイエルが、米農業化学大手モンサントの買収で合意したことを受け、オーストラリア国内の農家からは、合併による市場競争の低下や、今後の研究や商品開発への影響を懸念する声が上がっている。