ナッツアレルギーに光明、開発企が資金調達
オーストラリアのバイオテクノロジー企業のプロタ・セラピューティクス(Prota Therapeutics)は、世界初となるピーナッツアレルギー治療のフェーズ3(第3相)試験のため、2,000万豪ドル(1豪ドル=約82円)の資金を調達する計画だ。
肥料の国内調達に目途、WA事業に青信号
オーストラリア連邦政府の北部地域のインフラ事業を対象とした融資制度「ノーザン・オーストラリア・インフラストラクチャー・ファシリティー(NAIF)」が、年間200万トンの尿素を製造する西オーストラリア(WA)州のプロジェクトに2億5,500万豪ドル(1豪ドル=約81円)の融資を決めたことで、肥料に用いられる尿素のほとんどを国内で調達できる可能性が出てきた。
今週の農業1行フラッシュニュース!
【穀物】CBH、今期収穫量が過去最多に(AFR)
WA州最大の穀物業者CBHグループの21/22年度の穀物集荷量が2,130万トンで、16/17年度に記録した1,665万トンを超え、過去最高になったことが分かった。
肥料価格、年間を通じ高止まり予想
オーストラリアの尿素などの肥料価格が、今年も年間を通じ1トン当たり1,400豪ドル(大規模農家向け、1豪ドル=約81円)と高止まりするとみられ、農産物の生産者は代替方法を検討する必要に迫られているという。
住友系ニューファーム、英BPと大型契約
住友化学が出資するオーストラリアの農薬大手ニューファーム(Nufarm)傘下の種子販売ニューシード(Nuseed)が、バイオ燃料の原料であるカリナタ(Carinata)油を英石油大手BPに供給する10年契約を結んだことが分かった。
豪の藻類バイオ新興企、 日立から資金調達
オーストラリアの合成生物学スタートアップ、プロベクタス・アルギー(Provectus Algae)が、プレシリーズA資金調達ラウンドで、日立製作所傘下の日立ベンチャーなどから1,140万豪ドル(1豪ドル=約83円)を調達したことが分かった。
今週の農業1行フラッシュニュース!
【穀物】サンライス上期業績好調、飼料企を買収(OTH)
コメ製品製造輸出大手サンライスは、2021/22年度上半期のEBITDAが3,690万豪ドル、税引後純利益が1,670万豪ドルで、それぞれ前年同期から32%、38%と大きく増えたと発表した。
肥料インシテック、大規模バイオ肥料工場建設
オーストラリアの肥料大手インシテック・ピボット(IPL)が、生物学的肥料製造オーストラリアン・バイオ・ファート(ABF)に出資し、国内初となる持続可能な肥料の大規模製造プラントを建設する計画であることが分かった。
今週の農業1行フラッシュニュース!
【穀物】仏農協、ユナイテッドモルト買収か(AU)
グレインコープから分離したユナイテッド・モルトを、フランス最大の農協インヴィーヴォが買収するとの観測が浮上している。
物流の混乱は来年も=ABARES
オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)は最新の農業見通しリポートで、新型コロナウイルスを背景とする物流の混乱は、2022年も継続すると予想した。


