ニューファーム、豪の殺虫剤製造事業を閉鎖
住友化学が出資するオーストラリアの農薬大手ニューファーム(Nufarm)が、ビクトリア州ラバートン(Laverton)のレイモンドロード工場で行っている殺虫剤と殺菌剤製造を段階的に取り止める方針を明らかにした。
肥料ニュートリエン、デジタルへ
世界最大の作物肥料サプライヤーであるカナダのニュートリエン(Nutrien)は、昨年4億9,600万豪ドル(1豪ドル=約75円)で実行したオーストラリアのルーラルコ・ホールディングスを買収した後の事業再編の完了が近づき、総仕上げとしてニュートリエン・アグ・ソリューションのデジタル・プラットホームの稼働準備に入ったことを明らかにした。
上場電池企、 再生微量元素の肥料化実験開始
オーストラリア証券取引所に上場するリチウムイオン電池製造会社リチウム・オーストラリアはこのほど、使用済み家庭用乾電池から抽出された亜鉛とマンガンの肥料の微量元素としての有用性を確認する実証試験を西オーストラリア(WA)州で開始した。
肥料インシテック、危機対応強化で食支える
オーストラリアの肥料・爆薬大手インシテック・ピボットは、新型コロナウイルス感染症パンデミックのような危機的な状況下では農業従事者が国民の食を支える作物を生産できるようにすることが極めて重要だとし、同社製品の供給を確実に継続するため大幅な変更を行ったと発表した。
住友化学傘下のニューファーム損失1.2億$
住友化学が出資するオーストラリアの農薬大手ニューファームは25日、2019/20年度上半期(2019年8月から2020年1月)の決算を発表し、1億2,200万豪ドル(1豪ドル=約65円)の損失になることを明らかにした。
豪の肥料は高額、世界価格に取り残され
オーストラリアの肥料価格に関し、国内市場に透明性がないことから利用者である農業生産者は高額のコストを掛けているという声が上がっている、ウイークリー・タイムズが伝えた。