第199品 レムノスのハロウミ
乳製品が日常的に食べられるオーストラリアでは、チーズも食生活の一部に溶け込んでいて、スーパーマーケットに行くといつもその種類の多さに驚かされます。移民の国だけあって、陳列棚に並ぶチーズは国際色も豊かですが、今回はレムノスのキプロススタイルのチーズ、「ハロウミ」をご紹介します。
このチーズを製造するレムノスは、オーストラリアで設立され、今年で創業50周年を迎えます。地中海スタイルのチーズを専門とし、ハロウミのほかにもフェタチーズやクリームチーズなどの製品があります。オーガニック、低脂肪、香辛料入りやフルーツ入りなどさまざまな種類があるので、生活スタイルや好みに合わせて選ぶことができるのがうれしいところです。
ハロウミがほかのチーズと違うところは何といっても、焼いても溶けないという不思議なところでしょう。0.5~1センチにスライスしてフライパンで焼くと、香ばしいにおいが立ち焦げ目がついてカリッとした表面になります。塩味がかなり効いていますが、歯がキュッと鳴るような珍しい食感とマッチし、食べ始めたら止まりません。アボカドなどと相性が良く、サラダやサンドウィッチの具にも向いています。生のままでももちろん、おいしく食べられます。
価格は7豪ドル(1豪ドル=約75円、価格は調査当時)です。(康明)
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