編集後記- vol.366

日本では各地方にご当地グルメがありますが、オーストラリアやNZへの出張時にその土地ならではの食べ物や人気店を探すと、ハンバーガー屋さんに行き着くというのはよく有る話です。多国籍国家とあって各国料理が普段は食べられるので不自由はないですが、結局はバーガーの国なんだなと実感させられました。(花坊)

 

日本では各地方に名物の果物がありますが、オーストラリアにはあまりブランド化された果物がありません。例えばNSW州などでもリンゴやイチゴが大量生産されていますが、日本のように、交配を繰り返して開発された高級リンゴやイチゴが、手塩にかけて育てられるという感じではありません。消費者の間で高級果物の需要が高まらないかなと思っています。(西嵐)

 

日本では各地方でご当地ナンバーを付けた車が走っていますが、オーストラリアでは記載される地名は州レベルなので6種類しかありません。地名ではなく、地名の後に続く番号やアルファベットに工夫が見られます。「安全運転」といったメッセージや人の名前など、属性よりも個を重んじる文化なんだなと実感しました。(梅枝・編集長)