FIFOはつらいよ
オーストラリアならではのFIFO(Fly-in fly-out)という勤務形態。自宅から採掘場などに飛行機で向かい、まとまった勤務を終えた後、飛行機で自宅に戻って長めの休みを過ごす生活スタイルだ。このFIFO従業員、健康リスクが高いことが判明した。現場での食事に問題があるという。
ある炭鉱を調べたところ、肉体労働なのにもかかわらず、労働者の83%が肥満か体重過多だった。肉中心の食事で塩分や飽和脂肪が多く、菓子などが手軽に手に入る環境だという。問題のメニューはロースト肉のバイキング、鍋料理、パスタ、さまざまなデザートなど。なんだ、オージー化するわが家の食卓とあまり変わらないではないか。
食事の内容も大切だが、決定的なのは量だろう。FIFO従業員は、寂しさからつい食べ過ぎてしまう人が多いと聞く。満天の星を見上げながら涙を流し、アイスクリームをむさぼる屈強な男性を想像して、勝手に同情している。(葉羽)
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