オセアニア農業の歩み「初動試される」
アルバニージー政権の再選は、農業・林業界にとって政策の継続性と安定性をもたらす一方で、干ばつ対応や年金制度改革、生体輸出政策など、現場に深刻な影響を与えうる課題が依然として横たっています。干ばつは、酪農や羊毛業界にも非常に大きな影響を与えています。干ばつ対応を巡っては選挙期間中「忘れられてきた」として、現場では大きな不満と政権への不信感が募っているようです。即時の支援強化を求める声が強く、2期目のアルバニージー政権の初動が試されています。加えて住宅産業協会(HIA)も、「住宅危機はもはや政治の二次的課題ではなく、国家的優先事項である」と強調し、供給目標達成に向けた即時対応を求めています。
一方、オーストラリア森林製品協会(AFPA)は、林業サプライチェーンの安定化に向けて新政府と建設的な協議を進める構えを示しました。環境政策をめぐる不確実性は残るものの、政策対話の場が開かれていく兆しは、業界にとって前向きな材料といえるのではないでしょうか。
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