第469回 ヒルファームのタスマニアン・ワサビ・マスタード

ラベルは地元アーティストのデザイン

美しい自然に囲まれ、世界でも有数のピュアな場所といわれるオーストラリアの離島タスマニア(TAS)州。今回はそんな同州のお土産に最適な、ヒルファームのタスマニアン・ワサビ・マスタードを紹介します。

ワサビは暑さに弱く、また直射日光にも弱いので栽培は比較的涼しい所が適しています。一方で冬に寒すぎるのもよくなく、環境に非常に敏感な作物です。TAS州は夏の最高気温が22℃前後、冬の最低気温が5という冷涼かつ穏やかな気候で、ワサビの栽培に適しています。

ヒルファームはTAS州北西部の農業地域シスターズ・クリークを拠点としています。同社の3代目のオーナー、ルトメルさんはイスラエル出身で、英国人の夫とともに2000年にオーストラリアに移住しました。04年にTAS州に移り住みヒルファームで働いた後、16年にビジネスを買い取りました。

この商品は、TAS州産のワサビを11%練り込んだペースト状のマスタードです。ワサビ特有の鼻を突く刺激は抑えられ、風味豊かな辛みが特徴的。筆者はステーキと合わせましたが、ビネガーの酸味と相まって、スーパーの特売肉が、まるで高級ステーキハウスの和風ステーキに早変わり。

1瓶15豪ドル(1豪ドル=約99円)も惜しくありません。2個買っておけばよかったと悔やんでいます。(尋助)

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