オージー流
南オーストラリア州のワイナリーが主催する夕食に日本人3人で参加した際のこと。開始時間から20分遅れて到着し焦ったが、まだテーブルセッティング中だった。30分遅れで始まったが、大きい長テーブルに全員が座り、他の参加者は全員白人系だった。3コースで料理やワインは大皿やボトルを何人かでシェアする。
前菜は海鮮リゾット。コメ好きの日本人としては、おかわりをしたが、白人系は誰もしない。意外にオージーは小食なのかと思っていると、メインに牛肉の煮込みが出てきた。大皿に骨付きの大きい塊が2つあり、隣のオージーは大きい方を自分一人用に取り、残りの小さい方を日本人3人で分けた。分けても大きくて全部食べきれなかったがオージーは皆完食している。主催者が締めのあいさつをしたが誰も帰ろうとせず、ここからとばかりにワインを飲んで談笑しており、自分たちが一番先に帰った。
ワインではなくオージー流を学んだ日だった。(花坊)
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