第413品 トニック・アルケミーのスパーク

何がスパークか考えさせる味?

日本でプロバイオティック・ドリンク(発酵飲料)と言えば、ヨーグルト系の飲料が多いのではないでしょうか。一方、オーストラリアでは、プロバイオティックと表示していても、見た目も風味も日本とは目指すところが違うようで、興味深い商品が多いです。

シドニー拠点の飲料メーカーのトニック・アルケミーは、プロバイオティック・ドリンク専門をうたい、小瓶で免疫力向上が望めるとする「ブースト」や、渇きを癒やす「ハイドレート」などを取りそろえ、それぞれ3~6種類のフレイバーを提供しています。いずれも数種類の天然素材を使ったことを誇り、機能が明示された商品名はスーパーマーケットの陳列棚でも目を引くものとなっています。

同社はブランド別に容器の種類や大きさを変えて商品の違いを明確にする中、330ミリリットルの缶に入れ、4.5豪ドル(1豪ドル=約94円、調査時)で販売するラインアップは、3種類の風味が選べるプロバイオティック・ソーダです。目にもまぶしい赤色、黄色、緑色の色分けは機能と味の違いを示しており、今回試した「スパーク」はユズとショウガが主体で、さらにインドでは頭脳活性化効果を持つとされるハーブ「ブラーミ」も入っています。効能は、記憶力向上に加えて不安抑制とあり、どうして「スパーク」なのかよく分かりません。飲むと、さらに何かが来るか?と期待させつつ、それ以上の刺激がありません。常用しないと効果を実感できないのかもしれません。(欣達)

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