第20尾 「Pomflet(マナガツオ)」
特徴的なひし形体型と、ブルドッグのようなつぶれた顔。今回のマナガツオ(Pomflet)は、オーストラリアでは4月ごろから9月にかけて、場合によっては年中、比較的小さな魚屋でもよくみかける魚です。

貼られた金箔がはがれつつあるかのよう
オーストラリアのマナガツオは、正確には日本で獲れる高級魚のマナガツオとは異なります。銀色が主流の日本近海産とは異なり、オーストラリアのマナガツオは金色を発しているものが多く、別種であることを物語りますが、味はほとんど同じです。
別名で「バターフィッシュ(Butterfish)」とも呼ばれます。オーストラリアでは日本ほど値段が高くなく、季節にもよりますが1キロ15豪ドル(1豪ドル=約90円)程度です。
そのため新鮮なものを入手できれば刺身として珍重できますが、年中店頭に並んでいることで、かえって新鮮さが判別しにくくもあり、筆者は通常、蒸し料理か塩焼きにします。どちらにしても、締まった白身で食べやすいです。皮は薄く、骨は軟らかいです。広東料理では、蒸し焼きにして中華だれをかける食べ方が非常においしいです。
オーストラリア北部の浅瀬で天然ものが獲れ、大きいものでは50センチくらいのものがあります。(西原哲也)
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