湖城の窓から 「お天道様頼み」

今週のトップ記事は、オーストラリアの東部最大の穀物企業グレインコープを軸に取り上げました。2年連続の豊作と穀物価格の上昇で、同社の純利益は5倍に拡大、投下資本に対する収益率も2倍に成長しました。さぞや同社の株主も喜んだろうと思いきや、実はあまり株価に影響はないようです。それどころか決算発表直後に1.8%下落しました。

調べてみると、モーニングスターのアナリストが「豊作と企業運営環境とは別物」とコメントしています。

「収穫量は毎年変動するもので、企業の価値は平均的な収穫の年で測るもの」とし、平均的な場合は「それほど儲かっていない」と指摘しています。

1回限りの金星では不十分、勝ち越しを続けないと昇進しない、投資家を満足させる業績をコンスタントに残す仕組みが必要。金融業界的にはそういうことなのでしょう。しかしもとはと言えば自然相手の農業企業です。厳しすぎやしないかと思ったりもします。

ちなみに同社の株価は今年1月からこれまでに、2割増としっかり値を上げています。(編集長)

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