ご自由にお持ち帰りを
シドニー北郊外セントラルコーストで、地元住民が毎月第2日曜日に農作物を持ち寄り、シェアするイベントが行われている。息子の同級生の家が集会場を提供していて、誰でも参加できるというので、出掛けてみた。
30人ほどが展示された農作物を物色。多い時には100人ほど集まるという。主催者の1人であるケリーさんにお話を伺った。40年ほど前にヤッピーと呼ばれる都会暮らしの若い人たちがこの地域に移住。当初は農業には関心を示さなかったが、地元コミュニティーとの結びつきが強まるにつれ、家庭菜園を始める人が増え、10年ほど前から農作物をシェアするようになったという。余剰生産物を分配するのは、オーストラリア発祥の「パーマカルチャー」の考え方が背景にあるようだ。
ケリーさんの家庭菜園は5エーカー、約2万平方メートルもあるという。野球のグラウンド2つほどの大きさだ。「手入れが大変でしょう」と聞くと、「イッツ・クレイジー!」と笑った。(城一)
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