第12尾 「Murray cod(マレーコッド)」

オーストラリア最大の河川系マレーダーリング流域に多く生息するマレーコッドは、名前がコッド(タラ)とはいえ、淡水魚です。頭が小さくて尾ひれは大きく、ウナギのように表面がヌルヌルとして、刺身には向かないだろうというイメージがありますが、なかなかどうして、調理するととても美味しい魚です。【西原哲也】

ヌルヌルとしてさばきにくいですがとても美味しいです

マレーコッドの体長は、最大で1メートルに達するものもあるようですが、市場で売られているのは40センチ前後のものが大半です。オーストラリアでは、小売りでキロ当たり20豪ドル(1豪ドル約85円)以下で買える一般的な魚です。ただし個人的には、オーストラリアの魚では最もお気に入りの魚の一つです。

というのも、刺身におろして食べてみると、淡水魚なのに生臭さが全くなく、名前の通り、タラの身に似てとても肉厚で、もちもち、ふっくらしています。焼き魚にしても、高級魚のような味わいが楽しめます。調理する際の難点は、表面の鱗がヌルヌルしすぎていて、非常にさばきにくいことくらいでしょうか。

マレーコッドは日本ではほとんど知られていませんが、日本で売り出せば人気になると思います。実際、一部の水産商社がオーストラリアで養殖に成功し、日本での販売を始めているようです。

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