予防線
シドニーの中心街に、有名な高級中華レストランがある。通常は6人未満だとディナーの予約を受け付けておらず、席を確保する手段がないので、なかなか敷居が高い。
ただ最近は新型コロナにより、人数に関係なく予約が取れるようになった。たまたま友人の誕生日が近かったので、この機会にオンラインで予約してみることに。すると、手続きの途中で1人当たりの最低注文金額は100豪ドル(1豪ドル=約75円)との案内が出た。高級だしこんなものかと思い進めると、予約時点で100豪ドルを人数分支払わなければならず、しかも返金不可と出た。当日の精算時に相殺されるという。
コロナ禍の外食産業は、予約したのに来店しない「ノーショウ(No Show)」による損失に悩まされており、予防線を張る店舗が多いのは理解している。それでもあまり慎重すぎると、それはそれでお客を失いかねない。予約画面を途中でそっと閉じてしまった筆者のように。(岩下)
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