地声人語・湖城の窓から- vol.463
【地声人語】
自宅のエスプレッソマシンが壊れました。寿命のようです。毎朝コーヒーを淹れるのが日課なので、買い替えようと検索すると、何年も前に買った同モデルがちっとも値下げされておらず、新しいものはいきなり値段が跳ね上がります。今後数年また同じモデルを使うのか。コーヒーマシンのイノベーションを進めてください。(岩下)
自宅のマッサージ器が壊れました。寿命ではありません。すぐにも修理したいのですが、保証期間内にもかかわらず、修理するにはメルボルンまで現物を送らねばなりません。しかも故障は2回目で、60豪ドルも払って新品と交換して1年も経っていません。マッサージ器はイノベーションしなくていいから、壊れないものを作ってください。(西嵐)
自宅の血圧計が壊れました。寿命かどうか分かりません。でも、上が150で下が110なんて、壊れているに違いありません。久しぶりに使ったので、血圧計も緊張したのかもしれません。血圧計はイノベーションして、高い値を表示するときは、びっくりさせないような工夫をしてください。(尋助)
【湖城の窓から】
「世界中に広がるリスク」
ニュージーランド(NZ)のオークランドでレベル3のロックダウン(都市封鎖)が実施されました。100日以上、市中感染ゼロが続いていたNZでは、発表直後にスーパーでパニック買いが発生、第2波への懸念から再び緊迫した空気も漂い始めました。
今回の措置は、今月11日に4人の新型コロナの感染者が出たことを受けたもの。感染者の一人は冷蔵倉庫で働いており、輸入貨物が感染源になった可能性があるそうです。NZ保健省は冷蔵施設ではウイルスは死滅しないと発表し、現に中国ではエクアドルからの輸入冷凍貨物でウイルスが検出されています。世界保健機関(WHO)は食品または食品包装を介した感染は確認できないとする一方で、ウイルスはプラスチック上で72時間生存すると言及しています。
オークランドの倉庫では政府が検査を実施中。もし貨物による感染拡大が確認された場合、ロジスティクスが再び混乱しないとも限りません。「産業の血液」と言われる物流。ウイルスが血管に侵入しないことを祈るばかりです。(ウェルス編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
NZ乳業キートーンが、中国から過去最大額の注文を受け付けました。注文の中には、同社初となる分野の商品が含まれています。さてどんな商品でしょうか。(答えは記事中に)