編集後記・湖城の窓から- vol.439
【編集後記】
スーパーで「よく見かけるけど買わない」ものの一つに、カスタードクリームがあります。1キロ近くと大容量で売られているものが多く、オージーは果物などにかけて気軽に食べているそうです。時々無性にクリームパンが食べたくてたまらなくなるので、この機会にパンにはさんで日本人流に活用してみようかと企んでいます。(岩下)
スーパーで「よく見かけるけど買わない」ものの一つに、フルーツ缶があります。シロップ漬けで甘過ぎる上に、保存料が入っていて新鮮ではないイメージがあるためです。しかしピーチやナシなど、ヨーグルトと混ぜれば結構イケるのではと思い、缶詰好きなこの国にいる機会に、いろんな種類を日本流に試してみようかと企んでいます。(西嵐)
スーパーで「よく見かけるけど買わない」ものの一つに、羊肉があります。学生時代は恐ろしく安い羊肉を買って仲間と頻繁に羊鍋をしていましたが、どうやらそのときに一生分食べてしまったようです。でもせっかく豪州にいるのですから、この機会に煮込んで日本人流に羊丼で活用してみようかと企んでいます。(尋助)
【湖城の窓から】
メルボルンで開催された酪農カンファレンスで、ニュージーランド(NZ)のある農場経営者がトヨタ生産方式を導入したと報告しました。かつてトヨタでの勤務経験がある彼女は、今はNZに戻り1,000頭の乳牛をの飼育に「ジャストインタイム」を取り入れた「無駄のない農場経営」方式を実践しています。すべての情報の「見える化」を促進し、財務的な情報も月々の予算から負債の支払額まで、あらゆるものの透明性を高めています。
その牧場は1890年に創業した伝統ある農場ですが、トヨタ生産方式を導入した目的は「もっと持続可能性を高めるため」というから驚きです。すでに120年も続いているのですが、経営環境は厳しくなっているということでしょう。能動的に動く必要があるとのことです。
なお、トヨタ方式を導入した結果ですが、あまりにうまくいったためでしょう。本も出版されています。「The Lean Dairy Farm」。アマゾンでも買えます。(ウェルス編集長)
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
米アマゾンがインドで販売するオーストラリアの老舗食品には、「ベジマイト」のほかにどんなブランドが含まれるでしょうか?(答えはこちら)