新・たえこのワイン 第27回 Tamburlaine Organic Wines

「オーガニック」についてどんなイメージを持っていますか。筆者は「健康」「安心」でも「高額」というイメージがあります。それではオーガニックワインはどうでしょうか。ハンターバレーの「Tamburlaine Organic Wines」でオーガニックワイン作りについて聞くことができました。

【低価格なオーガニックワイン】

同ワイナリーでは、水の再生設備、醸造庫、ワイン貯蔵庫などを見学できます。興味深かったのは、同ワイナリーがオーガニックを実現するために投資しているところと、その恩恵で通常のワイン作りよりもコスト削減ができている点です。

例えば、ブドウ畑の除草には農薬を使えないため労働コストがかかりますが、農薬と化学肥料を購入する必要がないのでその分はコスト削減となります。また、貯蔵庫は内部の温度が低く保たれるよう土壁のような自然素材を使い、温度管理の電気代の大幅な削減ができたと言います。このようなコスト削減が奏功しているせいか、同ワイナリーのワインは比較的低価格で筆者のオーガニックワインへのイメージは大きく変わりました。

【旧世界に残るトラウマ】

一方で、今年フランスのワイン業界を騒がせているのがオーガニック(バイオダイナミック農法)ブドウ畑から広がった害虫により、近隣ワイナリーが損害を受けたケースです。フランスでは1860年代にブドウネアブラムシのフィロキセラが発生し歴史のあるブドウ畑に大きな被害をもたらしました。そのような過去もあり、害虫や病気の発生防止のため厳しい対応を取っています。

オーガニックワインを生産できる健康な土壌があるオーストラリアの環境は非常に恵まれているようです。

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