第116回 Macaw Creek Wines(3)

3週も続けて同じワインについてのコラムこ書くのは初めてだが、これには訳がある。2005年の「Macaw Creek」のPreservative Free Shirazが防腐剤を使用していないにも関わらず、5年も品質を保てるのが不思議でワインメーカーにメールを送ってみたのだ。とはいえ、一般消費者からの質問に返信をしてくれるかどうか、あまり期待はしていなかった。ところが、翌日ワインメーカーのRod Hooper氏から長文かつ丁寧な返信をいただいたので感動してしまった。
返信にはまず、「このワインは5年から8年が飲み頃であるため、あと2年以内に飲むことをお勧めします」とあった。次に、防腐剤なしで品質を保つ秘訣というのがワインに含まれる天然のタンニンとpHが酸性であるということを説明してある。SA州のクレア・バレーやマウント・ロフティで収穫されるブドウは色がより濃く、タンニンが強いのでPreservative Freeのワインに向いているという。
先週、ワインを開けた時にボトル内部についたしみは色素の強いブドウを使った証拠で、飲んだ時に感じた渋みは天然のタンニン、ワインの品質を保ってくれていた成分だったのだ。ワインの面白さを再発見させてくれたHooper氏に心から感謝している。
投稿者プロフィール
最新の投稿
企画・特集2016年3月24日新・たえこのワイン 第49回 「Yarra Yering」
企画・特集2016年2月25日第48回 「Tenute Dettori」
企画・特集2016年1月28日第47回 「Cassegrain Wines」
企画・特集2015年11月26日新・たえこのワイン 第46回 「Wente Vineyards」


