第168回 Wolf Blass

冬のワイナリーめぐりは、ブドウ畑の葉が落ちているので視覚的にはもの悲しい感じがする。だが、冬の室温は20度前後のため赤ワインを飲むには最適な温度だ。フルーティーなライトボディの赤ワインなら夏場など冷やしてもおいしいものがあるが、豪州で人気のシラーズ、カベルネ・ソービニョンなどフルボディのワインは常温でふくよかなアロマを楽しみたいものだ。以前、フルボディのシラーズを冷蔵庫で冷やして飲んだ時、タンニンの渋みが強調され、渋柿をかじったような味だったので一口でギブアップしてしまったことがある。

温度で味が変わるのは白ワインも同じだが、常温でも冷やしても違ったおいしさを発見できることが多い。一般的に冷やした白ワインは酸味とシトラス系のさわやかでシャープな味が強調され、15度前後であればトロピカルフルーツや洋なしのような甘い味と香りが強調される。

「Wolf Blass」のEaglehawkリースリングは、冬場は常温で楽しんでいる。ライチのようなアロマと酸味が強すぎず、上品な甘さがあるところが良い。個人的に、冬場はフルーティーな甘口ワインが飲みたくなり、夏場はソービニョン・ブランのような酸味のあるワインをよく選んでいる。

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