第169回 St Hallett

メルシャンの販売する豪州産ワイン「セント・ハレットタティアラ」が、日本で売れ行きが好調だという。セント・ハレットは南オーストラリア(SA)州バロッサバレーのワイナリーで、さまざまなワイン評価でも高評価を得ている。今年のワインカタログ「Australian Wine Vintages」(カバーが金色のため、豪州在住の日本人からは「金本」と呼ばれる)でも、最高評価の金5つ星を獲得している。
さて、「セント・ハレットタティアラ」は日本向けのため、メルシャンの醸造家もブレディングに参加して作られたそうだ。名門ワイナリーからの日本人向けワイン、是非試してみたいのだが、日本でしか入手できない。日本での価格は800円前後ということなので、豪ドルにしても10豪ドル程度。とても手ごろだ。
そういえば、日本に帰国した際にいつも驚かされるのは物価の安さだが、ワインについても同じ。750mlボトルのワインは1,000円前後で、豪州ワインは少しチリワインよりも高いものが多い。チリと豪州では物価はずいぶんと違うだろうに、同じ土台に並べられると物価の高い豪州のワインも厳しい価格競争にさらされる。
一方、豪州の箱入りカスクワインも値上げがささやかれている。同じワインでも実は日本で買う方が安いという日が来るかもしれない。
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