オージーの買い物法

スーパーで買い物をする時にいつも気になるのが、自分とオージーの買い物の仕方の違いだ。

例えば、大きなカートに山盛りに商品を買っていくオージー家族。胃袋のサイズも冷蔵庫のサイズもこちらとは違うのかもしれないが、「食べきれるのだろうか?」「冷蔵庫の奥に、いつ買ったか分からない商品が眠ってるにちがいない」などと想像してしまう。

また、青果コーナーには傷んでいる商品も多いので、筆者は野菜や果物を手にとって鮮度や状態をいちいち確認するのだが、気が付くと横で待っている人がいることがある。そっと場所を空けると、彼らは勢いよく商品をわしづかみにしてカートに放り込み、次のセクションへと去っていく。多少しなびたり傷んだ野菜があっても、大量に買えば使えるものがある、ということなのだろう。

日本人としてすり込まれている「無駄を出さず、なるべく新鮮な商品を使う分だけ買う」という習慣とは大分違うものだ。(十蘭)

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