自分が試される?
新型コロナの感染拡大が始まってから、日々の食糧調達についてはスーパーマーケットのオンライン販売を利用するようになった。これまでは、割れた卵やしなびた野菜が届くのではないかと敬遠していたが、半信半疑で利用してみると意外にも質が高く便利だった。
特に今は、感染拡大の防止と配達員の健康保護のため、購入から配達までコンタクトレスでやりとりがすむよう工夫されている。例えば、受領サインを求める代わりに、配達員は配達先のドアの写真をとって配達完了を報告。商品が入っているプラスチック袋は、これまでは配達員に直接返却してリサイクルできたが、今は店舗に返却しなければならない。
ところが、もし感染が収束した後も利用を続けようと思っていた矢先、注文と違う味のヨーグルトが届いた。さらに、傷んでしなしなになったバナナも届いた。便利さのために、自分がどれだけ寛大になれるか試されているような気がする。(岩下)
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