品質管理の指標
取材で南オーストラリア州のカンガルー島を訪ねた。同州が遺伝子組み換え作物(GMO)の解禁を決めた中、カンガルー島だけはGMO禁止を継続する。日本との長いカノーラの取引実績が考慮されたこともあるが、農家側の品質維持向上の努力も見逃せない。アデレードの沖合15キロに浮かぶこの島では、風向きから本土のGMOの花粉が飛来する心配はないが、彼らはサプライチェーンの中で他種が混ざらないように気を配る。
また、散布した農薬の時期、種類まで記録しトレーサビリティーを確立する。さらに収穫した作物は収納コンテナから複数のサンプルを取り、プロテイン(タンパク質)やモイスチャー(水分)、オイル(油分)の指標をチェックし品質管理を徹底する。
以上の説明を受け、ふと、これらの指標は別の機会に聞いたことがあると気付いた。髪の質だ。カノーラと抜け毛に共通点があったとは。ただ、カノーラに限り、オイリーな方が上質らしい。(尋助)
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