第143品 「ユニコーン・ブランドのトリプル・クリームチーズ」

普通のブリーと比べ、クリーミーな風味が際立っています

オーストラリアのスーパーではチーズの売り場だけでかなりのスペースが取られていますが、今回はその中から、オーストラリアの老舗ブランド、ユニコーン・ブランドの「トリプル・クリームチーズ(ブリー)」を紹介します。実はユニコーンは、日本の大手乳業メーカー、雪印メグミルク傘下にあるブランドです。

1970年後半にフランス人のギルバート・ペセンティ氏がニューサウスウェールズ(NSW)州のヤグーナに小さなチーズ工場を設立したのが始まりでしたが、90年になって、雪印が買収しています。これを機に、伝統のフレーバーと雪印の最先端の生産設備が合わさり、売り上げは格段に伸びたと言われます。

ユニコーンのチーズ製品には、ブリーやカマンベール、ダブルブリーなど、多彩な商品群がありますが、「トリプル・クリームチーズ」は文字通り、ダブルブリーよりもさらにクリーミーで、濃厚な味わいがあります。ワインのつまみに、クラッカーと一緒に食べれば合いそうです。値段は150グラムで4.5豪ドル(1豪ドル=約84円、価格は調査当時)とお手ごろです。

オーストラリアではチェダーチーズなどハードタイプのチーズが定番でしたが、近年はカマンベールやブリーなど、ソフトタイプのチーズの人気が高まっており、根強い人気は続きそうです。(西嵐)

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