第474品 セレボス・グレッグスのラロ
今回はニュージーランド(NZ)人なら誰もが知っているフレーバーパウダー、セレボス・グレッグスの「ラロ(Raro)・スイート・ネーブル・オレンジ」をご紹介します。この商品は風味が濃縮された粉で、1袋を1リットルの水に溶かして飲みます。NZ人にとっては、幼少期の定番ドリンクなんだとか。
確かに子供が好きそうなジャンクな甘さがあります。ただ、口当たりは軽くてくせはありません。粉のままピクニックなどに持って行けるなど便利な点も人気の秘訣。
「ビタミンC配合」がウリですが、フレーバーパウダーなので「オレンジ」は入っていません。そして原材料の先頭には「砂糖」の記載。商品の口コミには「懐かしい。お母さんが、私が砂糖を摂り過ぎないよう、こっそり2倍の水で薄めていたっけ」なんて書き込みも。なんだが日本人とカルピスの関係に似ています。ラロの場合、隠れて粉を舐めるのもお決まりのよう。
味はオレンジのほかにも、パイナップルやトロピカルなど複数あり、オーストラリアでも1袋1.8豪ドル(1豪ドル=約100円)で購入できます。
オーストラリアやNZでは希釈して飲むタイプのドリンクは「コーディアル」と呼ばれ、さまざまな味が販売されています。原液を7~8倍に薄めて飲むので経済的で、生活費が高騰している昨今は特に家計の強い見方になってくれそうです。(猫山)
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