オーストラリアン・ドリーム
コロナ下に家を買った知人がいる。だが住所を聞いてもピンとこない。それもそのはず、彼が買ったのはニューサウスウェールズ州の内陸奥地で、元畜産農家の家だ。写真を見ると家の周囲は広大な草原。仲介業者はウェルスでもよく見る企業エルダーズ、というのは農地ならでは。
素晴らしい環境だが、疑問も湧く。こんな敷地いったいいくら?仕事はどうする? 農業界に転身? 店はないが生活できる? などなど。聞いてみると、当然全て考慮済みで、普通のローンを借り、仕事は退職。高級キャンプのグランピング場でもやろうかな、と。実際には年金まで貯金でつなぎ、何より悠々自適に自然を楽しむらしい。
まさにオーストラリアン・ドリーム。折角この地にいるのなら、ならではの生活をしなきゃもったいない。今までは捨てていた農業新聞の不動産広告、隅から隅まで目を通すようになった。(尋助)
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