オセアニア農業の歩み「“希望がある”の裏側には」新着!!
ハンターバレーでの取材では、リレー氏が、畑の土を掘り返してミミズを見つけ、心から嬉しそうにしていた姿が印象的でした。土壌の健康を何よりも大切にし、自然とともに歩むという姿勢は、同社の持続可能なワインづくりの原点であると感 […]
オセアニア農業の歩み「コメ産業に革命!」
ニューサウスウェールズ(NSW)州リベリナ発の「ナイスライス」は、オーストラリアのコメ産業に静かな革命をもたらそうとしています。シングルデスク制度の廃止は、長らく続いてきたコメ輸出の一極集中体制に終止符を打ち、農家自身が […]
オセアニア農業の歩み「釣り合わない価格」
2025/26年度シーズンに向けたオーストラリア各社の生産者乳価が出そろいました。一見すれば小幅ながらの上昇ですが、干ばつ、洪水、飼料高騰という三重苦にあえぐ現場にとっては、まったく釣り合わない価格と受け止められています […]
オセアニア農業の歩み「農業を襲う洪水と干ばつ」
◆NSW州北部で発生した記録的な洪水と、南部州で進行する深刻な干ばつ。正反対の気象災害が、オーストラリアの農業現場に追い打ちをかけている。特に酪農家は、洪水による道路やフェンスなどインフラの崩壊に加え、飼料不足と価格高騰 […]
オセアニア農業の歩み「一次産品、どこにどう売る?」
トランプ米関税の影響などで、オーストラリアの一次産品の輸出は、「どこにどう売るか」という市場戦略の転換期を迎えています。ワイン業界はその象徴的な存在で、中国の高関税による打撃や米国の不安定な経済政策を背景に、日本市場での […]
オセアニア農業の歩み「国内市場の成熟見越して」
オセアニア地域では、日本企業による積極的な買収の動きが相次いでいます。明治ホールディングスは、ニュージーランド乳業最大手フォンテラが売却を進める消費者部門「メインランド・グループ」の有力な買収候補に名を連ねており、現地メ […]
オセアニア農業の歩み「初動試される」
アルバニージー政権の再選は、農業・林業界にとって政策の継続性と安定性をもたらす一方で、干ばつ対応や年金制度改革、生体輸出政策など、現場に深刻な影響を与えうる課題が依然として横たっています。干ばつは、酪農や羊毛業界にも非常 […]
オセアニア農業の歩み「地方の農業が望む政策強化」
オーストラリアの人口の約75%が都市部に暮らしている。とはいえ、国の基盤を支える一次産業の現場は地方にある。そしてその声は、実は国家の持続可能性や主権の根幹に関わる重要な論点を提示している。中でも印象的なのは、生体家畜輸 […]
湖城の窓から「過渡期」
オーストラリアで州の農業生産者団体が、全国組織を離脱する動きが続いています。ニューサウスウェールズ(NSW)州の農業団体NSWファーマーズはこのほど、全国農業者連盟(NFF)から1年後に脱退する旨を通達。昨年にはビクトリ […]
湖城の窓から「そろそろ限界?」
オーストラリア連邦政府が今年3月に発表した新年度予算案は、農業界にとって大きな失望となりました。農業関連の支出は通商イベントや害虫対策、食糧安全保障戦略など限定的で、生産性向上のための地方インフラ整備やスマート農業支援、 […]