牛のげっぷのメタンの課題、海藻飼料で解決を フューチャーフィード取締役会議長に聞く
環境への意識が高まるオーストラリアの農業界で、牛のげっぷに関心が集まっている。牛のげっぷは二酸化炭素(CO2)の28倍もの温室効果があるといわれるメタンを多く含み、地球温暖化の課題とされる。この問題を解決するためにオーストラリア科学産業研究機構(CSIRO)が研究を進めてきたのが、海藻のカギケノリ由来の飼料添加物だ。CSIROからスピンアウトし、カギケノリ飼料の事業化を担うフューチャーフィード(FutureFeed)のカサンドラ・ケリー取締役会議長に、現状について書面インタビューで聞いた。【湖城修一】