「穀物の取扱規定、拡大必要」=豪競争委
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は、国内の穀物流通で競争原理が機能していない現状を懸念し、現在施行されている、港湾での小麦の取扱規定をほかの穀物にも拡大し、適用対象となる地域を港だけでなく生産地や流通ネットワークにも拡大するようにとの勧告を発した。
地方の携帯通信改善に予算なし、農家は不満
オーストラリア連邦政府が発表した2018/19年度予算案の中で、地方部における携帯通信の改善に向けた拠出が含まれなかったことを受け、農業界は落胆を示している。
豪新年度予算、農業に2.2億$ バイオテク強化も
オーストラリア連邦政府は新年度(2018/19年度)予算案で、農業セクターの国際競争力強化に向けて、2億2,400万豪ドル(1豪ドル=約82円)を投入する方針だ。
マレーダーリング盆地計画、与野党が協力へ
オーストラリアのターンブル政権は、国内を流れるマレー川とダーリング川の水域にある各州の間で資源を平等に配分することを目的に連邦政府がまとめたマレー・ダーリング盆地(MDB)計画で、今後環境に戻す水450ギガリットルを、ニューサウスウェールズ(NSW)州、ビクトリア(VIC)州、南オーストラリア州の水関連インフラプロジェクト37件を通して確保するという方針を固めた。
豪EUのFTA、農業開放が条件=豪首相
オーストラリアのターンブル首相は23日、外遊先のドイツで、交渉開始に向けて準備が進められている欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)について、EUが農業部門の開放を制限するならFTA交渉は行わないとの強硬な姿勢を明らかにした。
飲料空容器、保証金は製造側の売り上げに?
オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州が昨年12月から開始した飲料空き容器回収・保証金制度「リターン&アーン(Return & Earn)」により飲料の小売価格に上乗せされたコストは、大部分が消費者へ還元されず飲料メーカーの売り上げとなっているもようだ。



