豪農業景況感が上昇、投資意識も向上
オーストラリアでは穀物の豊作と畜産価格の上昇を背景に農家の利益やキャッシュフローが大幅に改善し、農業景況感が押し上げられていることが、農業系金融機関ラボバンクの最新の調査で明らかになった。
豪産オーツ、 新興市場や健康意識で輸出拡大も
オーストラリア輸出穀物イノベーション・センター(AEGIC)は、食用の生および加工済みオーツ麦について、新興国の需要増加や、健康に利益のある食材として注目されていることから、輸出を拡大できる可能性があると指摘している。
代替タンパクへの投資、ア太は倍増
植物由来食品など代替タンパク質に対するアジア太平洋地域(APAC)の2021年の投資額が3億1,200万豪ドル(1豪ドル=約85円)に上り、前年の1億6,200万豪ドルから92%増加したことが分かった。
農業関連の資金需要、 下期に回復へ=銀行
オーストラリアのベンディゴ・アンド・アデレード銀行(BAB)のベイカー最高経営責任者(CEO)は、農家や農業関連企業の資金需要が下半期に増加し同行も成長路線に戻す見込みだと述べている。
WA新興植物工場、 豪各都市に進出計画
西オーストラリア(WA)州のスタートアップ企業エデンタワーズ(Eden Towers)が、2026年までにオーストラリア国内とアジアで9カ所の商業用垂直植物工場を建設する計画を発表した。
NZ製医療大麻、 大型契約で輸出も視野に
ニュージーランド(NZ)のマールボロに拠点を置く国内最大の大麻栽培業者ピューロ(Puro)と、オークランドの医療大麻研究開発大手ヒリウス・セラピューティクス(Helius Therapeutics)は、5年間の供給契約を締結した。
NAB、融資改革目指し アグリテックに出資
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が、農業企業などにブロックチェーン技術を提供するスタートアップのジオラにベンチャーキャピタルファンドのNABベンチャーズを通じ出資を決めた。
NSW農業生産者、 中国石炭大手から農地奪還
中国の国有石炭開発大手の神華集団(Shenhua Group)がオーストラリア、ニューサウスウェールズ(NSW)州リバプールプレーンズの1万6,500ヘクタールの農地を、1億2,000万豪ドル(1豪ドル=約83円)で売却したことが明らかになった。
22年のアグリビジネス、 焦点は5つ=オピニオン
オーストラリアの農業は収益性の高い産業で農産物の品質も高い一方、テクノロジーの導入は気候変動への対応のほか、持続可能性や透明性、コスト効率やデジタル化への追求が背景にあり、2022年以降のアグリテックやアグリビジネスには5つの焦点に集約される─。
著名人出資のミスターヤム、 大型調達に成功
オーストラリア・メルボルンのスタートアップ企業で、QRコードを使った飲食店向け注文プラットフォームのミスターヤム(Mr Yum)がこれまでに、シリーズAラウンドを実施し8,900万豪ドル(1豪ドル=約80円)を調達した。



