TAS酪農場売却、裁判所が差し止め命令解除
タスマニア州の国内最大の酪農企業ヴァン・ディーメンズ・ランド・カンパニー(VDL)が中国人実業家への事業売却を決めたのは契約違反だとして、オーストラリア証券取引所(ASX)に上場するコンソーシアム、タスフーズ(TasFoods)がVDLを保有するニュージーランド(NZ)北島西海岸のニュープリマス地方自治体(NPDC)を相手取り、ビクトリア州最高裁判所に売却の差し止めを求めていた訴訟で、同裁判所は8日、差し止め命令の解除を決定した。
福岡のファンドが輸送船投資、豪生体牛輸出で
ファンド運営会社のドーガン(福岡市)は7日、オーストラリアから東南アジアや中国などに生体牛を輸出する輸送船に投資する新ファンド、「DG・モモ・インベストメンツ・SA」を設立したと発表した。
QLD州、混合燃料のエタノール割合を引き上げ
クイーンズランド(QLD)州政府が2日、2017年1月1日から、州内のガソリンスタンドで販売される無鉛レギュラーガソリンとエタノール混合ガソリン「E10」に含まれるエタノールの割合を3%以上に義務付ける法案を議会で可決した。
中国向け牛肉輸出に期待、施設拡張が課題
オーストラリアの牛肉業界は、中国との自由貿易協定(FTA)による今後の中国の輸入関税引き下げで、同国の高付加価値市場での事業拡大が容易になるとの期待を寄せている。
豪消費者の健康志向高まる?菓子から果物へ
オーストラリアの消費者が果物の購入を10年前と比べて大幅に増やす一方、キャンディーやチョコレートなどの砂糖菓子の購入を控えていることが、市場調査会社ニールセン・ホームスキャンの調べで明らかになった。
NZゼスプリ、中国で来年キウイ試験栽培へ
ニュージーランド(NZ)のキウイフルーツ輸出業者ゼスプリ・インターナショナルが来年4月、キウイ生産世界最大手の中国でキウイの試験栽培地を開設し、キウイの栽培や研究に着手する。
冬小麦収穫量見通しを引き下げ VICは6年ぶり不作=ABARES
オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)は1日発表した最新の四半期穀物リポートで、2015/16年度(15年7月~16年6月)の小麦の収穫量見通しを2,400万トンと、9月の前回予想を5%引き下げた。
温暖化、QLD産穀物は 小麦からソルガムに?
地球温暖化の進行でクイーンズランド(QLD)州では気温上昇が見込まれており、今後数十年間に同州で栽培が適している穀物は小麦ではなくソルガム(タカキビ)─。
WAとSAの山火事、作物31万トン超失う
西オーストラリア(WA)州と南オーストラリア(SA)州の農業地帯を襲った山火事により、合わせて作物31万トン以上と、ニワトリなど家畜8万5,000頭(羽)が失われたことが分かった。