青果業界の取引慣行は不透明=ACCC委員
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)が新設した農業部門を率いるミック・キオー委員はこのほど、青果業界の生産者や取引業者、仲介業者などの行動を規制する「園芸行動規範(Horticulture Code of Conduct)」の見直しを進める中で、青果業界の卸売市場で行われている慣行を、明確に把握することは困難だと指摘した。
漁業補助金、 米豪など13カ国が禁止目指す
オーストラリアはこのほど、魚介類の乱獲を助長し、違法漁業につながるような漁獲への補助金を禁止することを目指し、米国をはじめとする12カ国と連合を形成した。
ミッドフィールドの牛乳加工場、全量輸出へ
ビクトリア(VIC)の食肉会社ミッドフィールド・グループは、フランスの商品取引会社ルイ・ドレフュスのパートナーシップによる、南オーストラリア州ペノーラで建設中の牛乳加工場が計画通りに進行した場合、全量が米国と中東、南アジア向けに輸出され、年間で数千万豪ドルの収入がもたらされる見通しであることを明らかにした。
かんがい設備の近代化計画、VICが再出発
ビクトリア(VIC)州政府が、同州北部で計画していた総額20億豪ドル(1豪ドル=約77円)のかんがいインフラの近代化プロジェクト「コネクションズ」を仕切り直す方針を明らかにした。
降雨で過去最高の豊作予想 全州で小麦など収穫増=ABARES
オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)は13日発表した最新の四半期穀物リポートで、2016/17年度(16年7月~17年6月)の小麦などの冬作物の生産量が4,610万トンと、大豊作だった11/12年度(11年7月~12年6月)の4,570万トンを上回り、過去最高となるとの予想を示した。
豪インドが共同研究、塩水に強いコメ開発で
オーストラリアのタスマニア(TAS)州大学とインドのMSスワミナサン研究財団(MSSRF)が、塩水に強いコメ品種の開発に向けた共同研究を実施することで合意した。
豪農場の外資保有率は約14%=報告書
連邦政府が昨年7月に設立した「農地所有の外国資本登録所(Registry of Foreign Ownership of Agricultural Land)」が7日、オーストラリア国内の農業資産に対する外国資本の内訳を示す報告書を発表した。