生かきは止められない
日本に帰国した際、三重県志摩市の的矢湾で生産される「的矢かき」を食べに行った。旅館で蒸しかきを堪能した後、仲居さんに生かきを求めたところ「ノロウィルスが問題になってから、生かきを出していません」と言われた。
オーストラリアでは、生かきばかりを好んで食べ、食中毒の心配をまったく考えていなかった。調べてみると、シドニー近辺で名産のロック・オイスターも、食中毒の危険があるようだ。生産者による浄水システムを利用した努力もあるが、食品問題の訴訟を扱う弁護士によれば、過去20年間を振り返ると、直近の5年で生かきによる食中毒の事例が増えているという。
そうはいえ、かきはレモンをかけるかこしょうをかけて食すのが、自分にとって最もおいしい。今後もニューサウスウェールズ州の海岸部に行って、生かきを食べさせてくれるところを求めることを止めるつもりはない。(頼徳)
投稿者プロフィール
最新の投稿
- トップ記事2024年11月22日豪の牛群、4年ぶり縮小局面に 供給確保が困難に?
- 酪農2024年11月22日注目集まる「スマートカラー」システム タスマニア州の酪農現場リポート(上)
- 企画・特集2024年11月22日第475品 プディングス・オン・ザ・リッツのブラウニーミックス
- 豪・NZ主要農畜産地域の降水量2024年11月22日豪・NZ主要農畜産地域の降水量 11月14日~20日