第6回 Sturt Highway(ワガワガ~ヘイ)編
1.今回紹介する道

スタートハイウエー(Sturt Highway)
(リベリナ地域を流れるマランビジー(Murrumbidgee)川に沿ったスタートハイウエーを紹介する)
2.私が走ったルート
空港があるワガワガ(Wagga Wagga)から本道を西に向かって進み、ナランデラ(Narrandera)、ダーリントンポイント(Darlington Pt.)を通りヘイ(Hay)まで走行。
(1)ワガワガからナランデラまで
ワガワガは、シドニーとメルボルンのほぼ中間で、大農業地域を有するリベリナ地方の東端に位置し、昔から農牧畜産物の一大集散地だ。内陸都市として最大でもある。
ワガワガ周辺の農業は、小麦・羊の生産が特徴であり、道沿いでは羊の放牧や、春~初夏には麦類の生育を見ることができる。また、ワガワガはマランビジー川沿いにあるが、この道先の都市も、基本的にこの川沿いある。

(2)ナランデラ周辺のマランビジーかんがい地帯
ワガワガから1時間強車で走ると、ナランデラに入る。それまでの風景はどちらかというと牧羊地帯のイメージだが、ナランデラから先は本格的にマランビジーかんがい地域に入っていく。
ナランデラは交通の要衝でもあり、そこから、その名も「かんがい道(Irrigation Way)」と名づけられた道を進むと、食肉加工大手JBSの巨大フィードロットで有名なヤンコ(Yanco)、水稲やかんがい果樹生産の有名なリートン(Leeton)やグリフィス(Griffith)に至る。

(3)ダーリントンポイント、そしてヘイへ
ナランデラを出てしばらく進むと、ダーリングポイントにつく。町というほどではないが、交通上重要な地で、ここからキッドマン道(Kidman Way)に入り南に進むと、コリアンバレー(Coleambally)かんがい地域に至る。
リベリナ地域には大きく、マランビジーかんがい地域(主な都市:グリフィス、リートン)、コリアンバレーかんがい地域(同:コリアンバレー)、マレーバレーかんがい地域(同:デニリクイン)があり、これらかんがい地域では輪作の一部として、日本人になじみのあるコメが栽培されている。
ダーリングポイントより先に車をしばらく進めると、河川と反対側の風景は内陸性の乾燥ステップ地帯の雰囲気が出てくる。ヘイ周辺はかんがい農業が行われているが、町周辺から離れると乾燥したステップの風景になる。過去の干ばつで廃業した牧畜農家であろうか、放置された農業施設も見られ、干ばつの影響の大きさも再認識させてくれる。

3.実際に走って
スタートハイウエーは、マランビジ川と共に走り、この流水域では水の恩恵を受けた多様な農業が行われていた。ちなみにヘイより先も引き続き本道は走っており、かんきつ生産やワイン用ブドウ生産で有名なリバーランド地域、そしてその先にはアデレート周辺地域農業を見ることができる。次回は、南オーストラリア州側から今回とは逆方向にドライブした体験を紹介したい。
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