第3回 New England Highway編

1.今回紹介する道

ニューイングランドハイウエー(New England Highway)

(穀物生産で有名なリバプール平原、肉牛生産で有名なニューイングランド高原地帯を通る道を紹介したい。

2.私が走ったルート

ニューカッスル近くのメートランドより車で本道をたどって北上、その途中、スコーン、リバプール平原、タムワースを通過しアーミデールまで走行。

(1)    メートランド(Maitland)からスコーン(Scone)まで

メートランドからスコーンまでの間は、ニューサウスウェールズ(NSW)州第一次産業省の農業地域区分によるとハンター地域と言われている。ハンターバレーのワイナリーで有名なワインの生産地であるとともに、スコーンなど北西部は馬の生産が有名である。農業以外にはハンターバレー炭田があり、道路脇の鉄道路線には石炭を積んだ貨物車両を見ることができる。炭田とワイナリーが共存する地域だ。

(2)  ウイロー・ツリー(Willow Tree)からリバプール平原を横目に見つつタムワース(Tamworth)へ

スコーンを北上してさらに上り坂を行くと、リバプール平原に入る。同平原はシドニーの北西400キロに位置し、東の大分水嶺、南のリバプール山脈に囲まれた120万ヘクタールの穀倉地帯。弱アルカリ性で保水性の良い黒土を多く有し、通年安定的に降水があり降水量は650~700ミリ、比較的冷涼だが夏が長く年間日照時間が多いことから、NSW州で最も肥沃とされる。

リバプール平原の入り口であるウイロー・ツリーのLiverpool Plains Visitor Information Centreには、同地域農業ついての紹介展示があり、親切なスタッフが道路情報も提供をしてくれる。また、リバプール平原のお土産も販売していることから是非とも立ち寄りたい。

リバプール平原の春から夏前にかけての一面に広がる菜の花畑(カノーラ)や、収穫前の波打つ麦の穂は圧巻であり、一度は訪れてみたいところである。

 

(3)タムワースからアーミデール(Armidale)

商業などの重要都市タムワースから本道をそのまま北に進むと、ニューイングランド地方に入る坂道になる。この地方はその多くが高原地帯であり、道路脇の牧草地では肉用牛の放牧が行われている。なお、ハエで大変煩わしい思いをした記憶は無く過ごしやすい土地である。また、道路で見られる動物のれき死体はカンガルー以外にキツネやウサギも見られた。早くから開拓民が入植したためであろうか、オーストラリア固有でないキツネなどの動物もこの地域では生息してきたのではないかと思われた。

アーミデールは、ニューイングランド家畜市場、農業系学科のあるニューイングランド大学があるなど農業においても重要な地方都市である。市街には19世紀の建物を見ることができ、英国の品のある地方都市という雰囲気を醸し出していた。

3.実際に走って

リバプール平原の土地は穀物生産のみならず、休耕地等において牛を放牧していたため、非常にハエが多かった。広大な菜の花畑や麦畑を見て感動したあと、車で出掛けた時、車内に入り込んだハエに煩わさたのは残念だった。

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